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美容師のヒエラルキー

華やかな印象とは裏腹に、美容師は職人の世界。いわゆる徒弟制度が残っています。アシスタントやスタイリストという階級、そして階級間の越えられない壁が歴然と存在します。

アシスタントはその名の通りアシスタントで(←説明になっていない)、徒弟制度でいうところの「徒弟」です。シャンプーやカラーなど補助的業務を担当し、スタイリストになるまではカットを行うことができません。特に新人はシャンプー、シャンプー、またシャンプー。この時点で手がぼろぼろに荒れて、続けられない人も多いそうです。

アシスタントからスタイリストへの昇格は、美容室内での試験を受けなければいけません。早ければ1〜2年、店舗によっては5〜6年かかることもざらのようです。アシスタントが「徒弟」であれば、スタイリストはさしずめ「職人」。アシスタントの場合は固定給(しかも安い)が一般的ですが、スタイリストになれば売り上げ歩合の付くところが多く、腕と客あしらい次第ではバリバリ稼げます。歩合は基本給にプラスする場合は10〜20%程度、完全歩合制であれば40%超も可能です。

その分売り上げに対する責任をスタイリストは負っているわけです。客の要望を的確に捉え、自らも提案できるカウンセリング能力とデザインセンス、それを形にするカット技術、相手をリラックスさせる接客術など、様々な能力に磨きをかけ、一流の美容師を目指します。

いくつも店舗を持つような会社組織であれば店長やマネージャーといった管理職があり、メーカーとの折衝などサロンワーク以外の業務も発生します。さらに独立して自分の店を持てばオーナー美容師として自分がトップに立つことになります。徒弟制度でいう「親方」ですが、美容師と経営者、どちらに軸足を置くかで仕事の内容も変わってきます。



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